interview 入局案内/医局員インタビュー

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程塚直人先生 助教2015年 入局

程塚直人先生

日本医科大学泌尿器科の特徴として、泌尿器科癌の手術が豊富で、医局員たちの手術の上達スピードが早いことや、若手が多い世代構成となっており自分の意見も言いやすい風通しの良い医局であることです。
伝統的に当医局は腹腔鏡手術を得意としているため、ロボット手術や腹腔鏡手術に力を入れつつも、開腹から小手術まで多様な症例の経験ができます。また関連病院群では悪性疾患のみならず排尿障害、結石、透析治療、シャント手術も経験することができ、良性疾患やgeneralistへの道も用意されており、医局員それぞれの希望に沿った未来を進むことが可能です。様々な関連病院がありますが、場所によっては外科との交流も盛んで連携した手術も行なうなど、外科の手技や考え方を勉強することも可能です。
近年は若い世代の入局者が増えていて私のような若輩者でも意見を言いやすいような環境が整っており、若さの活気と医局としての勢いがみなぎっている状況です。

入局後の研修体制

入局後のキャリアとしては、専門医取得までは多くは大学とその関連病院にて研修し、基本的な手術や症例、悪性疾患から結石、排尿障害を中心とした良性疾患を学んで行きます。手術も若い世代から積極的に執刀させることをモットーとしており、一年目からTUR、小手術だけでなく開腹腎摘除術、開腹膀胱全摘の一部などどんどん手を出し経験できるようになっています。3年目でも勉強を重ねることでTURや小手術の自身での完遂はもちろんのこと、腹腔鏡下腎摘除術や開腹膀胱全摘など大きな手術もオーベンに前立ちしてもらいながらではありますが手術を完遂できるよう指導してもらえます。希望があれば、関連病院の癌研究センター有明病院など症例数トップクラスの研修も受けられます。女性医師も所属しており、女性の排尿障害の研修や、結婚、妊娠、出産などの女性特有のキャリアプランにも柔軟に対応しております。
日々の勤務については、月水金が手術日となっており、朝7時45分から症例カンファレンスを行い、9時より手術開始となります。手術終了後は回診、終わり次第終了です。2014年に新病院がオープンし、整った綺麗な手術室、病棟で快適に仕事ができます。火木土は外勤日、外来、病棟とそれぞれの仕事が割り振られます。当直は、大学や近隣病院を合わせて週に1or2回しています。具体的な勤務内容や処遇に関しては医局員に直接お尋ねください。

入局を考えている方へ

研修医の方に限らず、既に他の施設で泌尿器科を専攻されている方、泌尿器科に転科を考えている方など、どなたでも大歓迎しますのでぜひ一度見学に来てみてください。お待ちしています。

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野村 俊一郎先生 北村山公立病院 医長2011年 入局

野村 俊一郎先生

海外留学体験記

私は、現在ニューヨーク州マンハッタンのColumbia University Medical Centerに、研究留学している野村と申します。
私は日本医科大学附属病院の研修医を経て、泌尿器科に入局し、大学院を卒業し、Columbia University, Yamada labで、研究員として勤務しております。
今回留学する機会を得たコロンビア大学の研究室は、”大動物を用いた免疫寛容並び異種移植前臨床実験を行う世界をリードする研究室”です。また異種移植のみならず、移植免疫寛容誘導の最新戦略の開発ならびにそのメカニズムの探求を腎臓、膵島、肺、胸腺移植のMHC確立ミニブタ、霊長類モデルで実験を推進しています。異種移植では、ブタをドナーとしそのブタの胸腺を腎臓ともに移植することにより、GalをKOした遺伝子改変ブタをドナーとしたブタ・ヒヒ間異種移植において180日を越える正常クレアチニンの維持に成功しています。その他、同種移植においてもその最新戦略が多くの学術論文に掲載され、世界のリーディングラボとして知られています。
私は、大学院では、腫瘍について研究していたのですが、近年、免疫チェックポイント阻害剤である抗PD-L1抗体(アテゾリズマブ)が、進行膀胱癌に対し有効性を示し、癌の免疫回避機構の制御をすることで癌を抑制し得ることが報告されており、私は、癌の治療効果を高めるためには癌の免疫寛容を探求することが有効と考え、移植免疫寛容の誘導戦略の開発とメカニズムの探求を目的としたMHC確立ミニブタ、霊長類を用いた腎臓、膵島、肺、胸腺の同種・異種移植実験を推進している世界のリーディングラボであるYamada Labに留学致しました実際の研究環境においては、大動物実験の基礎から、上記の臓器移植や免疫寛容誘導の確立までの広い範囲について指導を受けながら、日々勉強しております。またコロンビア大学はニューヨーク州マンハッタンに位置し、世界中から研究者が集まっており、私が所属する研究室も多種多様な人種にあふれており、刺激的な毎日を送っております。
今回このような留学の機会を与えて下さった近藤教授、清水教授、日本医科大学泌尿器科学教室、研究の場を与えて下さったProf. Kazuhiko Yamada, Prof. David H SachsおよびProf. Megan Sykes、Columbia Center for translational Immunologyに感謝の意を表します。  (2017年記載)

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